こんにちは、たか子です。
子供の登校しぶり・幼稚園しぶりは、小学生・園児を持つ親なら沢山の人が経験があるかと思います。私もそのうちのひとり。長女・次女・長男の3人子供がいますが、次女がこの春から小学校に入学をしました。
「学校が思っていたのと違う」
そんな気持ちがどんどん大きくなり、とうとう朝学校を休みたいと訴えるようになりました。
それからしばらく経った今はもう、学校に行きたくないとはいいません。
毎朝のように調子悪そうにしていた次女ですが、今日も元気に学校へ行っています。
行きたくない気持ちはもちろんあるでしょう。
でも、どうして学校に行くのかを理解した今は、行きたくないという気持ちを自分自身でコントロールできるようになったようです。
私の次女がどうやって学校に行くことに前向きになれたのかお話したいと思います。
私の主観によるところが大きいかもしれません。
世の中、いろんな考えがあります。情報過多でどれが正しくて、どれがそうじゃないのか分からなくて混乱することもあります。
でもやっぱり最終的には自分の判断で情報を整理することになります。
この記事もそういった沢山ある情報の中のひとつです。
子供の登校渋りに悩む方に少しでも参考になればと思いこの記事を書いています。
この記事はかなり長くなってます。ですが、お時間のあるときにじっくり見ていただけたらと思います。
学校行きたくない病?
子供が「学校に行きたくない」と言うのを見ると、自分の子供の頃を思い出します。
私も子供の頃によくそう思ったものでした。
母には「ただの学校行きたくない病だよ」とあしらわれ、自分でもそうだと思ったけど、もう少し優しく言ってほしいなぁと漠然と感じていました。
私の母はいわゆる毒母。その母に育てられた私もまた、少なからず毒を持っているでしょう。
だけど、母のようになりたくない(でも、毒母にももちろんいい部分もあります)と強く感じている私は自らの毒を押さえ込もうと常に意識しています(たまに毒が出てしまうこともありますが。。)
そんな母を反面教師にして、常々どう子供に接したらいいのか冷静に考えられることは母のおかげでもあります。
子供の「学校に行きたくない」気持ちを、ただの「学校行きたくない病」で片付けるのではなく、どうしてそういう気持ちになったのか、原因は何なのかを理解しようとすることが大切です。
そして、その原因を取り除こうと努力する親の姿が、子供の「学校に行きたくない気持ち」を少しずつ和らげていくのだと思います。
原因を考える
学校に行きたいと言い出したらまずは休ませてもいいと思います。
子供の要求を受け入れることも大切なことです。そして、子供と冷静に向き合える時間を作りましょう。
子供の話をじっくり聞いてください。家事をしながらや仕事に行く前にせかせか聞くんじゃなくて、休ませて少しだらだらした後やテレビをみた後、おやつを食べてリラックスしているときなんかです。
決して問いただしたり責めるように聞いたりしないでください。
子供は休むことに少なからず罪悪感を抱いてますから、その罪悪感を膨張させてはいけません。
その逆に、まったく罪悪感を感じさせないように振舞うこともあまりよくありません。
子供は学校に行かないといけません。行くことが基本であることを子供の頭に残さないといけないからです。(いじめや病気は別です。この後話します。)
落ち着いて話合ってみると少しずつどうして行きたくないのか話してくれると思います。
話してくれないときは、無理には聞き出さないようにしましょう。子供も自分のタイミングで言いたいのかもしれません。少し待ってみましょう。
そして、話してくれたときは、「そういうことがあったんだ」と否定も肯定もしないで、まずは言ったことをもう一度繰り返すオウム返しのように返事するといいです。
「ママは話を聞いてくれる」と分かるとその後も続けて話してくれることも多いです。
「きのう○○ちゃんに嫌なこと言われた」
「○○ちゃんに嫌なこと言われたんだ」
「うん。私は間違ってると思ったから注意しただけなのに」
「そっか、間違ったことを注意したんだね」
「○○ちゃんが順番を守らなかったんだよ」
というような感じで、こちらが根掘り葉掘り聞かなくとも話してくれます。
我が家の娘の場合
我が家の次女は幼稚園のころから「行きたくない病」です。特に本当に思いつめたような表情をしているときはたまにお休みさせていました。1年に2~3回でしょうか。
次女の場合ははっきりと幼稚園や学校に行きたくないとはいいません。
起きた瞬間から体の調子が悪いときのような表情をして布団からなかなか出てきません。
そして、やっと出てきたと思ったら熱を測り始めます(笑)ちょっと笑えます。
でも、体自体は問題ないので普通に36.4℃です。このとき私はしばらくは普通に振舞います。
調子悪そうにしていることを無視して朝ごはんを用意し、「幼稚園の準備して~」と声をかけます。
行きたくなさそうながらにもしぶしぶ準備を始めたらそのまま行かせます。家を出ると気持ちが切り替わって(諦めて?)調子悪い気持ちはなくなって元気に登園します。
でも、そんな風に接していても準備しようともせず動かなかないでじっとしていたり、泣きはじめたときはお休みさせます。
娘は休むと決まると時間とともに元気になっていきます(笑)
大抵は午前中は一生懸命調子悪い雰囲気を出してるのですが、お昼ごはんを過ぎた頃にはいつも通り元気になってます。
幼稚園のときはそんな感じでたまにお休みをしていました。
でも、学校しぶりが始まったときは1日休んだだけじゃダメでした。相当精神的に負担がかかっているようでした。次女と話し合うと、原因が少し見えてきました。
学校に行きたくない理由
- 学校が思っていたのと違った
- 登校班が歩くのが早くついていくのが大変
- お友達が嫌な言い方をすることがある
- 下校班で上級生がきちんと歩いてくれない
こんな感じでした。大人からすると「そんなこと?」なんて思っちゃうのですが、次女にとっては重大なことです。
次女は繊細でマジメなタイプ。完璧主義があるかもしれません。
娘が私に話した学校に行きたくない理由は、おそらくほんの一部でしょう。
学校にいること自体がストレスになっていて、たぶん自分でもはっきりとした理由は分からないんじゃないかと思います。
私に話してきたことも、少し考えてからなんとなく思いついたことを言っているように感じました。
小さな不満がたくさん溜まってしまうと自分の中でストレスを消化できず、「学校もうヤダ」となってしまうのかもしれません。
我が家の娘は自主性を重んじる幼稚園の出身です。なんでも自分たちで話し合って決めてきたことが、学校では違ったということもストレスになったようです。
幼稚園とのギャップ
- 運動会ではダンスの振り付けも最初から決められている(幼稚園では子供たちが話し合って振り付けしていた)
- 幼稚園ではお友達とトラブルがあっても自分たちで話し合い解決してきたが、学校ではトラブルがあるとただ睨まれるだけ。
- 幼稚園では自分のやりたいことを見つけて1日を過ごすスタイルが、学校では全て管理されている。
- 帰宅時間が遅い
- 宿題もストレス
そんな感じで幼稚園と学校のギャップを受け入れる器が早くも一杯になって溢れ出してしまったようです。
私は、娘が学校に行きたくないと言い出した大きな理由はここにあると思っています。
行きたくないキッカケとなったこと
実はゴールデンウィーク中に我が家では沖縄旅行に行きました。
そのとき、間の2日間学校をお休みさせてもらいました。
次女が学校に行きたくないと言い出したのは、この旅行から帰ってきて2~3日経ったころからでした。
一般に、新1年生がゴールデンウィーク明けに登校を渋るケースはよくあるようです。
入学して新しい生活や友達・先生に少しずつ慣れてきたころに長い休みがあり、緊張の糸がぷっつり切れてしまうのです。
大人だってゴールデンウィーク後やお正月休み後は会社に行きたくなりますよね。
うちの次女はゴールデンウィークに加え、旅行で学校を休んだことが溜まっていたストレスを爆発させる起爆剤となった感じもします。
次女のこころの本音
- 学校って病気じゃなくても休めるんだ!
- やっぱり自由の方が楽しい!
- ママといたい!
- 家にいたい!遊びたい!
学校しぶりを調べてみると、「ずる休みしたあとにしぶることが多い」とありました。
まさに当てはまっていたので、やはり旅行の影響は少なからずある気がしました。
我が家の勝手な事情ではありますが学校を欠席して旅行に行くことになってしまいました。でもこの先旅行や遊びで欠席することはおそらくありません。
また、学校には旅行で欠席することはきちんと伝えてありましたし、休む分の宿題ももらっていました。
もし、子供が学校しぶりをしていて、その前にズル休みをした覚えがあるときはなぜお休みしたのかきちんと説明しましょう。
そして、親も自分の事情で安易に学校を休ませたりしないようにこれからは気をつけるべきです。
我が家でも「旅行は1回だけの特別だったんだよ。もうお出かけでお休みしたりはしないんだよ。これからは学校は行かないと行けないよ」と次女に説明しました。
なぜ学校に行かないといけないのか
教育方針は各家庭で違います。我が家の教育方針は、一言で言うと国立大学へ行くことです。
もちろん、国立大学に入ることが最終目的ではありませんが長くなるのでここではそれは語りません。
我が家の目標がそれなのに、学校を休んでそのまま学校に行けなくなってしまったら国立大学なんて絶対に無理でしょう。
勉強が大切だと思っている方でしたら、なぜ勉強するのが大切なのかを子供に教えてあげましょう。
勉強に重きを置いていない場合でも、学校に行くことの大切さを子供に考えさせないといけません。
学校に行くのは「義務教育だから」ではないですよ。
学校に行かなきゃいけない理由
- 人は一人では生きていけない
- 集団の中でどうやったら人とうまく付き合っていけるのか学ぶ
- ルールを守るからみんなが気持ちよく生きていける
- ひとりでも生きていくための力をつける
- 将来の生活の質を高めるために勉強をする
- 勉強をすることは自分が幸せになることにつながる
私が思う学校に行く理由はこれです。かなり広く言ってます。
子供の幸せを願わない親は普通いません。
以前、下の記事の中でお話しましたが、幼稚園は心を広く大きくする場です。
学校は「人生にはどんなことが大切なのか」を学んで行く場です。
勉強もそのうちのひとつです。字が読める人と読めない人では、当然生活の質が全く異なりますよね。
それから、学校では人生に必要ないことを勉強することもあります。
でも、難しいことを考える力が養われます。生きていくこと、働くことは考える力がとても大切です。
人生にはやりたくないこともやらなきゃいけないことがあるという忍耐力も養います。
幼稚園選びは教育選び 幼稚園の選び方と教育熱心な幼稚園に潜む危険を探る2017年
そして、私が学校生活の中で勉強よりも一番大切だと思っていることが、
「人と人の間に生きることを学ぶ」ということです。
人間は誰だって楽しいことも嫌なこともあります。
学校に行きたくない人だって沢山います。嫌なことから逃げて家に閉じこもっていることは簡単です。
親だって、学校に行く行かないで子に「あーだこーだ」と言うより、好きなだけ休んでいいよと言うほうがはっきり言って楽です。
でも、人間って読んで字の如く、人の間に生きる生き物なんです。
世界中に自分ひとりしかいなければ、勉強もする必要はないし、人の気持ちも考えなくていい、マナーも必要ない。だってひとりなんだから。
でも、実際は一人じゃない。誰でもたくさんの人に囲まれているし、たくさんの人に助けられて生きている。
たったひとりの人間の世界なんて生きている意味があるのでしょうか。
子供を産んで、大切に育ててきたのはただ生かしておくためじゃありません。
子供にこの世界の中で幸せになってほしいからです。
だから、子供には学校に行ってもらいたいんです。
ただ、こんなことを子供に話しても、1年生にはまだ想像のつかない話かもしれません。でも、なるべく簡単に親の思いを伝えられるといいですね。
「○○(子供)に幸せになってもらいたいんだよ」だけでもいいと思います。
原因が他にある場合
例えば学校に行きたくない原因がいじめのとき。
これは絶対に無理に学校に行かせてはいけないです。
ただ、小学校低学年のいじめは、先生に相談すると解決できることが多いので、「誰かにいやなことを言われている・されている場合」は、子供のお休みを取っている間に担任の先生に相談されるのが一番いいです。
それから、「面倒くさい」と言って学校に行きたがらない子供の場合。
この場合はもしかしたら、学習障害やADHDなど発達障害の病気が潜んでいる場合もあります。
学校の授業にうまくついていけない・先生の言っていることが理解できない・友達との関わりがうまくいかない、などの問題があり、学校に行くのが憂鬱になっている場合があります。
この場合は、子供の様子(授業態度や友達関係)を先生に聞いたり、ノートを見てみる(きちんと枠内に字や数字が書けているかなど)、宿題の様子を見てみることが大切です。
宿題をやらない子供は、本人が面倒くさいと言っていても、根底に授業をほとんど理解できていない、字や数字を書くことに苦痛を感じている場合もあります。
「頭が悪いから」と一言で片付けてはいけません。学習障害やADHDは病気です。
もし病気なら、早く気が付いて適切な治療を始めることが大切だからです。
一度休むと休み癖がつく?
上で触れたいじめや病気のために学校が行けないことを除き、一度休むと休み癖がつくのかどうか、これは非常に難しいです。
休みグセが付くとも言えるし、本人は休みたくないという気持ちもあります。
また、稀に本当にただ学校が面倒くさいから行かない子供もいます。そういう子は行かなくてもいいなら行かないと休みグセになっていると言えます。
行かなきゃいけないと分かっていても、お母さんが休んでいいよと言うなら休む。それも私からしてみれば休み癖です。
休みたい子供は休んでいいと言われたなら休みますよね。でも、それが当たり前だと思わせるのは良くないと感じます。
現にそういう方針(無理してまで行かなくていいという)の方のブログなどを読ませていただくと、休みは長期化していく傾向が見えます。
これを言うともしかしたら非常に反感を買うことになるかもしれませんが、低学年で不登校が長期化している場合、学校に行かなくなったのは半分は親のせいではないかと思うのです。
子供を受け入れることと甘やかすことの違い
例え話をしましょう。
小さな子供がいます。道端で転びました。泣くのを我慢しています。
そこに、お母さんが「あらららら~痛かったねぇ、かわいそうに~かわいそうに~!」と言ったら、子供は堰が外れて大泣きしてしまいました。
ここでもしお母さんがしばらく何も言わずに様子を見ていられたら・・・もし「我慢してるの?スゴイじゃん!」などと言えていたら・・・子供の目にうるむ涙も乾いていたことでしょう。
そして、泣くのを我慢できた自分を誇りに思うでしょう。この場合泣かせたのは親です。
子供もひとりの人間。そうやって自分の力でひとつの山を越えようとしているときに、水を差すようなことを言ったら越えられる山も越えられません。
求めてもいない助け舟を渡されたら子供は簡単に乗っていまいます。まだ精神が未熟な子供なんだから。
長期的に学校に行けなくなるのもこれと同じことだと私は思います。
「そんなに無理して学校に行くくらいなら休んでいい」と言われ、好きなだけ休むことができるなら、子供は行きたくないんですから遠慮なく休むでしょう。
心に罪悪感はあるでしょうけどね。
これが中学生・高校生ならまた別です。
自分のことをある程度客観的に考えられ将来のことも想像できますから、「そこから立ち直ろうとするのか、そのまま堕落していくのか」は、言ってしまえば自分で選ぶことができます。
でも、小学校低学年の1・2年生にそんなことは絶対に考えられません。
だから親が適切に橋渡しをし、学校に足を向けさせなければいけません。
なんのために学校に行くのか、どうして行きたくなくなってしまったのか、それを解決するためにはどうしたらいいのかを一緒に考えなくてはいけません。
子供の学校に行きたくない気持ちを受け入れることにした。だから休ませてあげる。
それって本当に子供のことを思っているのでしょうか。半分諦めているようにも感じてしまいます。(諦めていないと思いますが、そう思う人もいます)
「家で学校の分を勉強しているから大丈夫」??
確かに休んでいる間の勉強の遅れは家で補わないと後が大変です。
でも、学校へ行くことの大切さは勉強だけじゃないです。
将来子供が例えひとりでも生きていけるように、人と人の間に生きるこの世界で幸せに生き
ていけるように学校に行くんです。だから、そこだけを家で補っていても、大丈夫と安心はできません。
人との関わりから離れれば離れるほど、その中に戻ることは難しくなるでしょう。
人の間に生きる世界なのですから、人の間に入れなくなってしまったら、そのまま大人になってしまったら、この世界に生きることが苦痛になることでしょう。
学校を長期的に休み続けることの問題は学習の遅れよりも、むしろそこにあるのではないでしょうか。
子供の「学校行きたくないから休みたい」、「でも、本当は行かなきゃ行けないのは分かってる」という気持ち。
学校渋りをする子供は、この後者の気持ちを伸ばしていかないといけないんです。
親が半ば諦めや、「無理すると子供の心によくないから、その気持ちを受け入れて休ませる」なんてのは、甘やかしです。
本当の意味で子供の気持ちを受け入れてなんかいません。そのほうが子供の心によくないです。
子供の気持ちを受け入れることとは
学校に行きたくない理由を知り、なぜ学校に行くのが大切なのかを話す。
その後は、「子供の気持ちを受け入れる」です。
学校を休ませることが子供を受け入れることじゃないということはここまで読んで下さった方ならもうお分かりでしょう。
では、どうやって子供の気持ちを受け入れるかというと、親が子供のセキュアベースになることです。「セキュアベース」とは日本語で「安全基地」という意味です。
詳しくはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
親は子供の心の安全基地となれ。子供の自立に不可欠なセキュアベースを考える。
「学校が嫌なんだよね。
でも、学校でどんなことがあっても、お母さんは絶対に家で待ってるから。」
この言葉を見てどう思いますか?
もし、こんな言葉を言ってもらえたら子供はすごく安心すると思います。
この言葉はどんな理屈や説得よりも子供の心に響きます。
「楽しいこと・悲しいこと・成功したこと・失敗したこと」。
なんでも、全部家に持って帰っておいで。お母さん、全部受け入れるから。
全部、半分こしよう。
子供を受け入れるって、そういうことではないでしょうか。
自分の子供もお母さん自身もこの世でたった一人、唯一無二の存在。
誰よりも大切で、誰よりも幸せになってほしい。
楽しいこと・悲しいこと、全ての気持ちを共有したい。
どんなことも受け入れてくれる、いつでも帰れる場所がある。そう思ってくれる人がいるって、本当に幸せなことです。
つらいときは閉じこもってもいい。でも、外に出ていく力をつけなくてはいけない。
「嫌なことは逃げればいい?」そうじゃないです。
嫌なことがあっても逃げ込める場所がある。そういうことです。
「自分には、どんな自分も必ず包み込んでくれる人がいる」「どんなにつらいことがあっても、帰って安心できる場所がある」そう思うことで、子供は安心して外に飛び出していけるんです。
それが、セキュアベースです。
それが、本当の意味で子供を受け入れるということではないでしょうか。
一番大切な子供のために
休みが長期化しそうな子供がいる場合、子供を長期的に休ませるのではなく、子供を中心に生活を調整することも大切だと思います。
口では何とでも言っても、実際に行動に移さなければ子供の信用は失うでしょう。「やっぱりママは口だけだ」って。
可能なら仕事を辞めたり、しばらくお休みをもらったり、出勤時間を遅らせたり退勤時間を早くする。
そこまでしないと子供に気持ちは伝わりませんよ。
職場で仕事を休みにくい、人がいない、迷惑がかかるのは分かってます。でも、本当に大切なことはなんですか?
自分のキャリア?お金?人脈??・・・子供ではないですか?
私は仕事を辞め子供といることを選びました。
元々地位はないけど、資格取得を目指していましたが諦めました。
生活は楽ではないけど、心に余裕を持って子供に接することができ、今のこの時期を子供と過ごすことを選びました。
仕事をもう少し続けたかった気持ちもありますし、専業主婦には専業主婦の大変さがありますが、これでいいと思っています。
みんな仕事を辞めなさいよと言っているわけではなく、もしそこまで深刻な子供の状況であれば、一時的に生活を変える必要もあるのではないかという提案です。
子供が「お母さん、自分のために仕事の量を減らしてくれた。帰ったら家で迎えてくれる、うれしい!」そう思えて、安心して学校に行けるようになったらまた今後を考えてもいいんじゃないかと思います。
家で待っててくれる人がいるというのは、子供にとって、とても心強いことです。
次女への対応
さて、私はというと次女を安心させるために朝は登校班で集まるところまで一緒に行き、姿が見えなくなるまで見送りました。
帰りは学校からの道のりの半分くらいまでお迎えに行きました。雨の日も暑い日もです。
1週間きっちり続けました。その後は、朝は玄関の外から見えなくなるまで見送ってます。
次女は見えなくなるギリギリまで手を振っています。かわいいです。
帰りは家から10分くらいまでの距離までお迎えに行ってます。
チビがいるので雨の日は行けないよと伝えてあります。寂しいと思います。でも、分かってくれます。
「学校で嫌なことがあっても、ママは必ず家で待ってるよ。どんな日でもママはそばにいるからね」
そう伝えた次の日から、次女は学校に行きたくないと態度で示さなくなりました。
自分のことを考えてくれている、自分を思ってくれている、自分を受け入れてくれる。
次女は分かってくれたんだと思います。私は彼女の強固なセキュアベースとなれたと信じています。
早めに適切な対応を
我が家の場合も、もしだらだらと休ませていたら学校に行きたくない病は悪化し長期化していたことでしょう。
もし、子供が学校に行き渋って休みたい気持ちになっているなら、問題を先延ばしにせず、誠心誠意子供と向き合って気持ちを伝えてみませんか?
子供の気持ちを受け止め、自分の愛を伝えれば子供は必ず分かってくれます。
お役に立てたら幸いです。では、また^^♪
親は子供の心の安全基地となれ。子供の自立に不可欠なセキュアベースを考える。
子供がズルをする!一体なぜ?性格?育て方?やめさせるにはどうしたらいいの?
子供のテレビの見過ぎはダメ?その時間で出来る大切なこと
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