固形石鹸って最後の方になるとかなり泡立ちが悪くなります。
しかも、できた泡もなんだか心もとなく、すぐに消えてしまいます。
だからと言って捨ててしまうのは、なんだかもったいないですよね。
今回は、小さくなって泡立ちが悪くなった石鹸を最後まで使いきる方法をご紹介します。
泡立ちが悪くなる理由
こんにちは、たか子です。
今回は冒頭で紹介した泡立ちの悪くなった石鹸を最後まで使いきる方法についてですが、その前になぜ小さくなってしまった石鹸が泡立たなくなるのか理由を知りたいと思いませんか?
固形石鹸なんだからまわりが溶けてしまっても、残っている部分は成分は一緒でしょ?と思いますよね。
固形石鹸は確かに固形なのですが、石鹸は泡立つ成分が先に溶けやすいという特徴があります。
そのため、小さくなってくうちに泡立つ成分がどんどん外に溶け流れていってしまうのです。そして、小さくなった石鹸には泡立つ力がもうほとんど残っていない状態になります。
ですから、小さくなった石鹸は泡立ちにくいし、泡を維持する力がないので泡がすぐに消えてしまうのです。
なるべく泡が長持ちするようにするには?
泡立たなくなる原因が泡立ち成分の流出ならば、その流出を阻止すればいいんです。
石鹸は水がよくかかる場所はもちろん、湿気が多い場所つまり使った後の浴室などに置きっぱなしにするとどんどん溶けてしまいます。
石鹸を長持ちさせるコツは、石鹸を使う度によく乾燥させることです。
石鹸を乾燥させるコツ
- 水切れのいい石鹸置きを使う
- 石鹸置きに置く前に泡を流す
- 使い終わったら水のかからない場所や湿気の少ない場所に移動する
ひとつずつ解説していきましょう。
1.水切れのいい石鹸置き
まず、水切れのいい石鹸置きを用意することが一つ目の最低条件です。
溝や穴が付いていることは当たり前ですが、受け皿に溜まった水もよく切ってくださいね。
私のおすすめはスポンジタイプの石鹸置きです。100円均一にも売っていますよ。
私が愛用しているのはこの無印良品の石けん置きです。
水切れがよく、空気に触れている部分が多いので置いた石鹸の裏側もしっかりと乾きます。ある程度時間が経ってから、くるっと裏返して置けばさらに完璧です。
溶けた石けんが多く付着していると、石鹸が乾かない原因になるので石鹸置き自体もこまめに洗います。
スポンジタイプだから洗うのも簡単ですよ。
なんなら、普通のスポンジを石鹸置きとして使うのもアリかと。
手元にいい石鹸置きがなかったり、気に入ったものを買いに行くつなぎとして、家にストックしてあるスポンジを使ってみてもいいかもしれないです。
こちらは無印のものに似ていますが、スポンジの下の受け皿にも穴が開いていて水を捨てる手間もありません。私も次はこれを使ってみたいです。
2.泡は必ず流す
泡立てた後の石鹸にはもこもこの泡が沢山ついてますね。
残った泡がもったいないからといって石鹸につけっぱなしにするのは実は逆効果だということはあまり知られてはいません。
むしろ石鹸の乾燥を妨げることになるので、余った泡はいさぎよく流しましょう!
流水で流してもいいですし、洗面器に張った水にさっとくぐらせるだけでもOKです。
必ず泡を流してから石鹸置きに置きましょう。
3.湿気の少ない場所に置く
そして最後のポイントは、湿気の少ない場所に置くことです。
お風呂で使う石鹸なら、使い終わったら面倒でも浴室から出して乾かしておくと長持ちしますよ。
洗面所やキッチンで使うときも、常に水のかからないような場所に置いて乾燥させることが重要です。
どの場所で使っても、使い終わったら残った泡を流水で流すことも忘れずに。
小さくなった石鹸を最後まで使いきるには
小さくなって泡立たなくなった石鹸を最後まで使いきるにはいくつかの方法があります。
1.レンジでチン
小さくなった石鹸を耐熱皿にのせて電子レンジで2・30秒ほどチンすると、ふわふわに膨らんで石鹸をある程度復活させることができます。
加熱する時間は、ご使用のレンジのワット数や石鹸の大きさで変わりますので、目を離さず見ながら確認してください。
ただ、マルセイユ石鹸の場合はレンチンすると一旦膨らんでもすぐしぼんでしまうので使えないんですよね。ですので、3番目に紹介する方法を使います。
できる石鹸と出来ない石鹸があるようです。
マリウスファーブル社のマルセイユ石鹸600gを自分でカットする方法
赤ちゃんことを考えたら選ぶべき石鹸・ベビーソープ おすすめの石鹸3選!
2.新しい石鹸にくっつける
小さくなった石鹸を使用した直後に、ふやけた状態のまま新しい石鹸にくっつけます。
粘土で形を作る感じです。
ただ、この方法は、かなり小さくないと出来ないですね。また、うまくくっつかないとすぐ取れてしまうこともあります。
3.レンジ+くっつける
1と2の合わせワザです。石鹸をレンジで加熱後にくっつける場合は、1のときほどは加熱しません。
石鹸が少しだけ膨らんで柔らかくなったくらいで加熱を止め、レンジから取り出したらすぐに新しい石鹸にくっつけます。
2と同じように粘土をつける感覚でやってみてください。
4.ネットに入れて物理的に使い切る
物理的に最後まで使い切ります。
目の細かい洗顔ネットなどの中に入れて力技で最後まで使い切ります。
このとき、新しい石鹸と併用することで泡が少ないことが気にならなくなりますよ。
5.掃除や皿洗いに使ってしまう
残っている大きさにもよりますが、かなり小さい石鹸のときは石鹸をスポンジにのせ、洗面台やシンクなどの掃除に使ってしまうのも手です。
石鹸は食器洗いにも使えますよ(なるべく無添加のものだけにしてくださいね)。
石鹸で食器を洗うとお皿もピカピカになりますし、環境にも良いです。ぜひお試しを。
我が家では
さきほどチラっと話が出ましたが、我が家では子供たち用にマルセイユ石鹸を愛用しています。
マルセイユ石鹸はオリーブオイルから出来た伝統工法の石鹸で保湿力に優れています。
100%無添加なので肌に非常に優しいです。
我が家の子供はアトピーなので、この石鹸を愛用しています。
ですがこのマルセイユ石鹸、とても溶けやすいです。
一晩浴室に置きっぱなしにしてしまうと、ねちょねちょになってしまいます。
だから、使い終わったら浴室から出すことが日課です。
そして、もうひとつの欠点が泡立たなくなるのが早いことです。溶けやすいことが関係しているのか、普通の固形石鹸に比べ泡立たなくなるのが早い気がします。
結構大きいですが、このくらいからだんだんと泡立ち・泡持ちが悪くなってきます。
そういう時は新しい石鹸を体洗う専用に出し、小さくなった石鹸は息子の洗髪専用にします。
石鹸でシャンプーをすると髪のきしみが気になって使えない人が多いですが、男の子で髪が短いこともありますし、マルセイユ石鹸なのできしみは全く気になりません。
生まれたときからこの洗髪法ですが、頭皮トラブルも皆無です。
髪の毛はふわふわで柔らかくて気持ちいいですよ。
短い髪の毛は、小さくなった石鹸を泡立てるにはもってこいです(笑)
特に子供なら、まだ毛が細く柔らかいので小さな石鹸でもすぐに泡立ちます。
小さくなって泡立たない石鹸も、短い髪の毛でもじゃもじゃ回しながらこすると泡立ってくれます。
そして、持てないくらいまで小さくなったら新しい石鹸にくっつけるという方法を我が家では行っています。
上の写真はレンチンしてくっつけた直後です。
すぐ取れちゃいそうに見えますが、ちゃんとくっついてます。この繰り返しで全て最後まで使い切ります。
髪の短い小さなお子様がいるご家庭で、石鹸が無添加のものならぜひ試してみてください。
市販の合成ベビーシャンプーよりも100倍安全です。
節約にもなるし、体への悪影響もないので安心です。
ちなみに、固形石鹸には無添加の石鹸と化学物質が添加されている化粧石鹸があります。見分け方や中身の違いはこちらをご覧下さいね。
その無添加石鹸本当に無添加ですか?表示に騙されない本当の石鹸のたったひとつの選び方
泡立たなくなっても捨てないで
固形石鹸ってなんだか、懐かしいような気持ちでほっこりして好きです。
石鹸がちょこんとおいてあるとちょっとだけ癒されます。
私だけ?笑
石鹸が小さくなりなかなか泡立たないと、時にはイライラしてつい捨ててしまいたくなるときもあるのですが、大切に最後まで使いたいなと思います。
みなさんも、今回ご紹介した方法で、最後まで使いきってみてくださいね。
お役に立てたら幸いです。では、また^^♪
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