石けん洗濯を始めてから、つまづくポイントのひとつに泡の量が分からないということがあります。
今回は石けん洗濯をするときに一番ベストな泡の量を写真解説したいと思います!
泡の量 ダメな例と良い例
早速ですが、石けん洗濯の泡の量でダメな例と良い例を写真を交えながら解説していきたいと思います。
×悪い例
一番ダメな例がこちらです。
オレンジ丸で囲ったところなんですが、わずかにしか泡がないですよね。
この写真は洗濯機を回し始めて7~8分くらい経ったときに撮ったものです。
8分くらい経てば、洗濯物全体に水が回り、粉石鹸も大体溶けているころになります。
この段階でこの状態ということは、洗濯物の汚れに対して石けんの量が足りていないということになります。
石けんが泡立つには汚れよりも石けんの量が多いことが条件になりますから、この場合は粉石けんを追加して汚れに勝つパワーを与えないといけません。
ただし、追加しすぎると今度は泡の量が多くなりすぎてしまうので、はじめたばかりの方は特に、粉石けんの量は小さじ1くらいの量から少しずつ追加してみてください。
△ちょっと悪い例
一見、めっちゃいい感じやんって思うかもしれませんが、これも実はNGなんです。
理由① 泡がクッションになって叩き洗いの効果が下がる
ドラム式洗濯機は叩き洗いの効果で汚れを落としますから、泡が多すぎるとその泡がクッションになってしまって叩き洗いの威力が下がってしまうんですね。
なので泡が汚れよりも多い状態で、なおかつ多すぎない量に調整した方が良いです。
理由② 石けんカスが残る場合がある
ドラム式洗濯機は少ない水の量で洗いますので、泡が多すぎると泡を十分に流しきれなくて石けんカスとして残ってしまう場合があります。
この状態にまでなってしまうとすすぎ1回目ではほとんど泡が流せないなんてことにもなります。
白物ならそんなに目立つこともないし、石けん自体は人体に無害なので肌への悪影響は考えなくてもいいのですが、黒い服(特に綿素材など)は石けんカスが残ってると目立つことがあるので要注意ですね。
◎良い例
私が一番ベストだと感じている泡の量はこちらです。
洗濯物が隠れない程度に泡が見て取れる状態です。
このくらいの泡の量ですと、叩き洗いも十分効果がありますし、すすぎも1回目でかなり泡を流すことができます。私は石けんカスが残ったら本当に嫌なのですすぎは3回行います。
この泡の量だとすすぎ3回であればよほど相性の悪い衣類でなければ、石けんカスは残りませんよ。
泡の調整の仕方
多すぎる泡はもう水で流すことでしか消せないので、初めは少ない量の粉石鹸を入れることから始めてみましょう。
洗濯物全体に水が回るころに一度窓から確認して、泡が無ければ追加しましょう。
少しでもしっかりとした泡が洗濯物にあれば追加する必要はありません。
ただ、水が流れたことによって一時的にできた泡しかない場合は粉石けんを追加してくださいね。
目安としては、ドラムが回ってなくても消えない泡がある場合はOKという感じです。
石けん洗濯、使っていくうちに分かる
ベストな泡の量が分かりましたでしょうか?
初めは少ない量から・・・時間がなくて泡の量を確認できない方は、全く泡がないよりもしっかり泡があった方がちゃんとお洗濯ができるので、石けんちょっと多めではじめてもOKです。
もし石けんが残っても無害ですし、黒物だけ分ければ問題ないでしょう。
私もどうしても石けんカスが残りそうだなって黒物は最初から合成洗剤で洗濯したりします。
洗濯物の残留化学物質で気になるのは柔軟剤の方が大きいので、合成洗剤も要所要所で頼っても問題ないと思います。この辺は個人の考え方の違いなので、あくまで私の考えとしては「無理せずに」ということです。
あとは、石けん洗濯を始めたことによって、それがストレスになってしまっても嫌なので、洗剤っていう逃げ道も確保しとくとストレスになりにくいんじゃないかと。
ただ、本当に柔軟剤は使わないでほしいです。
私は服から不自然な香りがしなくて、汚れもきれいに落ちて肌にもやさしい石けん洗濯が大好きです。
だからこそ沢山の方にも使ってもらいたいし、また、石けん洗濯をはじめようって思った人にやっぱり嫌だって思ってほしくないんです。
難しかったり忙しくなったときは普通の洗剤を使えばいい。
だけど、続けていけばいずれ自分流の石けん洗濯が身についていきます。
だから、石けん洗濯を始めようかなって思った方は、ぜひ止めないで続けてもらいたいです。
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