こんにちは、たか子です。
今回は、私が石鹸生活を始めるようになった理由のお話です。長いし、つまらない話ですが(笑)よかったらご覧ください。
私は2016年の夏までは、石鹸を日々使うような自然派では全くありませんでした。
どちらかというと、ボディソープやシャンプーは、みなさんご存知のあの弱酸性のものを使っていましたし、洗濯用の洗剤も世に言う超コンパクト洗剤を愛用してました。柔軟剤なんて必要以上に入れて香りをぷんぷんさせてました。
そんな私が、全く真逆の路線を行くことになったのにはある出来事がキッカケでした。
アトピーなんてうちには関係ない話と思っていたけど・・・
それは、小学1年生になったばかりの長女がある日、娘が学校からお便りを持って帰りました。健康診断の結果です。「異常なしでしょ」という気持ちでプリントを開くと・・・
「アトピーの疑いあり。専門機関で治療してください。」
とそこには書いてありました。
「えっ?アトピー!?」と私はすごく驚きました。
確かに娘は2歳の頃から体を痒がってました。腕も足も引っかき傷でいっぱいです。でも、私はアトピーだとは全く思っていなかったからです。
それは、皮膚科に連れてってもアトピーですと言われたことがなかったから。そして3歳のときから、同じ薬を全身にずーっと塗ってきたのです。それが「ロコイド」というお薬です。弱いステロイドのお薬だそうです。
アトピーは生まれて数ヶ月から始まっていた
さかのぼること6年半前。娘がまだ生後半年にもならない頃です。3・4ヶ月のころだったと思います。耳たぶと頬の付け根が赤くなり、ほっとくと切れて液体が染み出るようになりました。このときは小児科へ行ってマイザー軟膏という塗り薬をもらい治療していました。
薬を塗ると耳切れはすぐに治ったのですが、薬をやめてしばらく経つと、また切れる→薬→治る→薬やめる→耳切れるの繰り返しでした。これは、小学校に入学するまで続きました。3年生になった今でもたまに切れてます。
小児科の先生に聞いても「湿疹です」としか言ってくれませんでした。だから、疑問がありつつも「湿疹なんだ」とアトピーを疑う余地もありませんでしたね。
あとからアトピーの本で耳切れはアトピーの子どもの代表的な症状だと知りました。しかし、それを知ったのはつい最近で、それまでは医師から言われた「湿疹」に漠然と疑問を持っていても、そこまで気にしていませんでした。
娘が2歳になると、夜、布団に行くと体を痒がるようになりました。ちょうど冬の時期でしたので、乾燥で痒いんだろうと思い、加湿や市販のクリーム(ドラッグストアにあるような安いもの)を塗ったり、痒いところを保冷剤で冷やすなどしていました。
でもかゆみが治まらないのです。一晩中かいていました。
しばらく経つと掻き傷がひどくなってきたので、ある病院(Aとします)の皮膚科に連れて行き、そしてロコイドを処方されました。掻き壊した部位にはリンデロンVGというお薬が処方されました。
このお薬は、はじめものすごく効きました。すぐに娘はかゆみから解放され、娘も私もぐっすり眠れるようになりました。子どもがかゆみに苦しむ姿を見るのは、本当につらかったのですごくうれしかったです。
そこからは疑うことなく、しばらくこのお薬をお風呂上りに塗る日々が日課となります。
薬が効かず泣きじゃくる娘
ところが1年くらい経った頃でしょうか。だんだん効かなくなってきたのです。塗る量が増え・・・2年経つ頃にはほとんど効いていないように見えました。毎晩かゆい、かゆいと泣き、どうしたらいいのか本当に悩み、苦しみました。
アトピーの子どもさんというとお肌がすごくガサガサ・ボコボコしていて、肘や膝に血が滲んでいるような掻き傷があるのを想像しますよね。娘の症状は、自分の想像するアトピーとは違っていたし、そのころの私は子供と関わる仕事をしていたのですが、預かっている子どもさんの中にひどいアトピーの子がいて、その子と比べていたのもあり、自分の娘がまさかアトピーだなんて思いもしなかったのです。
「ピンクのふたのお薬(ロコイド)効かないね~我慢するしかないね」と、子どもとよく話していたことを思い出します。
ロコイド好きなお医者様
ある時、娘は顔もかゆがって、見ると粉を吹いているので、また同じ皮膚科に連れて行きました。すると、処方されたのは、またロコイド。
そしてまたある時、次女がデリケートゾーンが痒いというので皮膚科に連れていくと、またロコイド・・・
この先生、このお薬しか出さないのかな・・・
ロコイドが悪いわけじゃないんですが、この時点で少し疑念がわきます。そしてこの皮膚科を信用できなくなる事件が起こります。
湿潤療法はダメ!?
ある日のお昼。幼稚園から電話がなりました。それは、年少の次女がすべり台で怪我をしたと言う内容でした。お迎えに行って怪我したところを見せてもらうと・・・
娘はその日ズボンではなく、スカートを履いていました。勢いよくすべり台を滑ったその時!すべり台の表面に足の付け根が引っかかったそうです。わかりますかね・・・
汗をかいていると、べたべたしてお肌のすべりが悪くなりますよね。そんな感じだと思うんです。それでおしりと太ももの付け根のあたりの皮がベロンと剥けちゃったんです。4~5cmくらいの丸い傷が真っ赤になって、すごく痛々しかったです。
幼稚園では、消毒をしてガーゼを貼っていてくれましたが、私はすぐに大きいキズパワーパッドを買ってきて、ガーゼを剥がして貼り付けました。そして、いつもの病院Aの皮膚科に連れて行ったんです。
貼ってあるキズパワーパッド見て、出た言葉がコレです。
「これはね~ダメなんだよ。ばい菌が入っちゃって治りが悪くなるからね。しっかり乾かして治すんだよ」
そう言って、キズパワーパッドを剥がし、薬を塗って、そしてまたガーゼを貼りました。
・・・・んえ?( ゚д゚ )
耳を疑いましたね。
皮膚科の先生が、今や新常識ともなってきている湿潤療法を否定している・・・?というか、全く逆のことをおっしゃってる?その瞬間、やっと気付きました。
この病院ダメなんだなぁ(´・∀・` )
そしてこの病院Aに行くのは止めました。
いやいや、湿潤療法はとっても良いです!
次女のこの怪我は、車で40分の別の病院Bに行き、湿潤療法で治しました。といっても、これは保険適用じゃないんですよね。結局自分でキズパワーパッドを買って毎日替えたのですが、新しく行った病院Bで、先生が、
「これでいいんだよ、お母さん!」
「毎日替えて、傷に薄いピンク色の薄皮がはってきたら、剥がしていいよ」
とおっしゃってくれたので、とても安心したし、確信もって治療にあたれました。1週間と少しくらいでピンク色になって、あとは、まだ皮が薄いのでまた出血しないようにワセリンとガーゼで保護し、その後、おかげで傷跡が残ることもなく綺麗に治りました!
ほんとに病院替えてよかったです。
話が少しずれましたが・・・そんなことがあり、病院Aには行かなくなりました。
長女の体が鳥肌に
それでも、病院でもらったロコイドがたくさん残っていたし、別の皮膚科に行く時間もなかなか取れずに、一生懸ロコイドと市販のクリームで保湿をがんばる毎日でした。
体がかゆいと言いはじめてから3年経ったころ。娘の体がざらざらしていることに気がつきました。私は、ロコイドは弱いといってもやはりステロイドなので、その副作用できっと鳥肌になってしまったのでは・・・?と思い始めました。
そこから自己判断で、ロコイドを使うのをやめました。それなのにどんどんひどくなる鳥肌。生姜がすれるんじゃないかってくらいにザラザラになり、どうしていいのか分からず「なんでだろう、なんでだろう?ずっとこのままで治らないのかな」と考えるだけの日々が、ただいたずらに過ぎて行きました。
アトピーの診断
やがて長女は小学校に入学しました。そして、先述のとおり学校からの健康診断の結果で娘がアトピーだと知りました。
ほんと、度肝を抜かれました。ほんとーっにアトピーなんて思ってなかったんです。
急いでアトピーを検索しました。出てくる、出てくる・・・。鳥肌はアトピーの症状だったんですね。他にも思い当たる症状がたくさん。なぜアトピーを疑わなかったのか自分を責めます。
もっと早くに気付いてあげれば、こんなにつらい思いをしないで済んだかも知れないのに。でも時間は戻せません。
病院も替えました。(Cとします)その病院Cでは、ロコイドを全身に塗ることは良くないとおっしゃてました。また、数々のサイトでも言っているように、体は石鹸で洗いましょうと言われました。そこから、ボディーソープで毎日体を洗うのをやめ、石鹸を使い始めたのです。
このことをきっかけに我が家の石鹸生活が始まったのです。
アトピーには石鹸が基本
化学物質を含む、市販の合成のボディソープはお肌によくありません。肌にとって化学成分は異物だからです。アレルギー反応のひとつとして皮膚のかゆみが起こっている可能性もあります。
ですから、アトピーや敏感肌の方はまず合成のボディーソープをやめ、お湯だけで体を洗ったり、お湯だけじゃ不安な方は無添加の石鹸を使うことをおすすめ致します。
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アトピーには石鹸がいい!?合成化学物質の危険性とは?
我が家の娘のように、アトピーだと気が付かないでかゆみに苦しんでいる子供がきっといるかと思います。子供を楽にさせてあげるにはまず「親が気付くこと」、その次に「生活を改善させる努力をすること」が重要です。
このブログではアトピーや敏感肌をお持ちのお子さんはもちろんですが、すべての子供がいる家庭に参考にしていただきたいことを綴っていきます。
それでは、また^^♪
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