赤ちゃんを寝かせるとき、添い乳で寝かしつける方は多いと思います。
だけどこの添い乳、メリットもありますが当然デメリットも。
なかなかやめる勇気が持てなかった私ですが、とうとう夜間の添い乳をやめることに成功しました。今回はその体験談をお話します。
添い乳をやめようと決心したわけ
こんにちは、たか子です。
冒頭でお話したとおり今回は添い乳を卒業した体験談です。ちなみに、添い乳は(そいちち)と読みます。
今の状況なども合わせて報告いたします。
私には3人の子供がいますが、上二人は添い乳はしなかったんです。
一番上は赤ちゃんのときグズりがひどくて寝かせるのにしばらく苦労しました。いつも夫婦で変わりばんこで立って抱っこして歩きながら寝かせていたのを思い出します。
2番目の子は、上と対して睡眠には全く手のかからない子ですごくラクでした。おっぱいをあげて、布団に寝かせて背中をトントンするとすぐ寝てしまう子でした。
そして3番目は、真ん中と4つ離れて生まれてきました。上が2人いるから毎日ヘトヘトで夜にも赤ちゃんの相手をする余裕がなく、手っ取り早く寝かせられる添い乳を始めたのです。
はじめはとっても楽でした。立ってゆらゆらして寝かしつけなくてもいい。おっぱいと寝かしつけを同時に出来るなんてこんなに楽なことない!と喜んで添い乳してました。
この子は夜中も2時間置きに起きて授乳していたので、添い乳することで自分の負担もかなり減りました。
私自身が添い乳を好んでやっていたので、しばらくは良かったんです。
ところが・・・生まれてから1年経っても、1年半経っても、2年経っても!
寝てる途中で、
「あれっ?ボクおっぱい飲みながらねんねしたはずなのに、おっぱいくわえてないじゃん!!」
と気付くんですね・・・。
そうすると、やっぱり泣く。で、こっちも寝たいしかまってられないからおっぱいを出す。子供はおっぱいを飲みながら再び寝る、おっぱいをはずす、また気付いて起きる、おっぱい出す、寝る、はずす、起きる、おっぱい出す…
・・・エンドレスっ!!
まともに寝れません。。
これが添い乳のデメリットなんですよね~。
1歳半過ぎたあたりから結構な苦痛でしたが、私は2歳まではおっぱいをあげたかったので2歳まではなんとか我慢してました。
でもそこからはものすごいストレス。現在2歳2ヶ月。添い乳を本当にやめたいと思うようになりました。
未知の卒添い乳
添い乳をやめたいなーなんて思っても、実際に行動に移すまでにはかなり時間がかかりました。
だって、添い乳をやめるということは、夜中に泣くこと必須じゃないですか。
ただでさえ寝不足なのに、夜中に泣く子供に付き合わなきゃならないと思うとなかなか尻込みしてしまって行動できませんでした。
そんなある日、ママ友が卒乳した話を聞きました。「おっぱいやめたら、夜すっごいぐっすり寝るようになったよ~♪」と。
心底羨ましく感じました。一晩ぐっすり眠れることを想像しました。想像しただけで気持ちいい~。。
でも、私は昼間の授乳は完全な子供からの卒乳を待ちたいと思っているので、夜間の授乳だけをやめたいと思っていました。
2歳まで添い乳してきてそんなこと可能なのかな。夫にはやめるんなら両方(昼も夜も)やめたほうがいいんじゃないの?と言われたり、すごく悩みました。
でも、やってみないことには分からないと思い、1週間は眠れない覚悟で添い乳断ちを決行することにしました。
添い乳断ちしたその方法
初日
まず、「今日から夜はおっぱいをあげない!」と家族に宣言しました。もちろん本人にも。
だから、夜大きな声で泣いちゃうと思うけどごめんね。気にしないでね。と上の子たちに話しました。
本人には一日に何度も、「今日からねんねのときはおっぱいなしだよ」と言いました。一応「うん」と返事してました。
この日はなるべく昼寝させないようにしましたが、車に乗ったとき少し寝てしまいました。
そして寝る時間になり、いつもならおっぱいをくわえながら眠るわけなんですけど、この日は布団の上で座っておっぱいをあげました。息子も「いつもと違うゾ」となんだか緊張した様子。
そして、おっぱいを飲み終え布団に下ろすと、いつものようにおっぱいをくわえようとするので、「ねんねの時はおっぱいはもう飲まないんだよ」と言って子守唄を歌いはじめました。
その途端、ギャン泣きです。
始まりました。断末魔のように泣き叫んでましたね。
でも、覚悟の上だったので全然平気。
「よしよし、いい子だよ~。ママと一緒にねんねしようね~。ずっと一緒にいるからね~。」と安心するような言葉をひたすら掛けていました。
30分くらいで就寝。最後の方は諦めた感じでした。
この日は、きっといつものように何度も起きると思ったので、子供が安心できるように、ぬくもりが伝わるように私もそのまま布団で眠りに就きました。
そして1時ごろだったでしょうか。起きました。「おっぱいのむ~」と寝ぼけながら言ってます。私は静かに「もう飲まないんだよ、おはようしたらおっぱい飲もうね」と言いました。
はい・・・ギャン泣きです。
ひたすら、朝になったら飲もうねを繰り返していい子いい子しました。そして、15分くらいで寝ました。
次は4時くらいだったと思います。やっぱりギャン泣きで、同じことを繰り返して、また15分くらいで寝ました。
その次は6時くらいに起きたので、一緒に起きて、リビングでおっぱいをあげました。
この夜の行動によって、彼には「寝てるときにはもうおっぱい飲めないのかな。」という思いと、「朝になればおっぱいを飲めるんだ」ということをなんとなく分かったんだと思います。
2日目
夜寝る時間になりました。前日と同じように布団の上に座っておっぱい飲みます。
下ろして寝かせようとすると、やっぱり泣きました。
だけど驚いたのは15分くらいで寝たことです。
この日も昼寝を短くしたことも功を期したのかもしれませんが、やはり一日目の行動があったので、諦めるのが早かったんだと思います。
一日目に引き続き、子供が安心して寝られるようにを意識しました。
夜中にもやはり2回ほど起きて泣きましたが、5分くらい泣いて寝ました。
3日目
3日目は、夜寝かしつけるときに泣かなくなりました。
もう飲みながら寝ないんだと自覚したんでしょう。
夜中に起きましたが、ほんの少し泣いてすぐに寝ました。くっついてトントンしてあげると安心して眠れる様でした。
4日目以降
寝かしつけでも、夜中に起きたときも泣かなくなりましたし、夜間におっぱいを求めてくることはほとんど無くなりました。たまに、半分寝ながら「おっぱい~・・・」と言うのですが、「飲めないよ、朝飲もうね」と言えばすぐに寝ます。
ただ、生まれてからずっと夜中に何起きてるのが癖になっているようで、夜中に何度か起きるのは続いています。でも、すぐに寝てくれるので、おっぱいをあげていたころと比べると苦ではないし、そのうち起きなくなるだろうと思っています。
2週間近く経った現在も、夜中に1度は必ず起きるのですが、「ママ~?」といるかいないか確認してすぐに寝ます(笑)
添い乳を振り返って
添い乳は親子をつなぐ大切なツールのひとつでもあると思います。
赤ちゃんはお母さんが大好きだから。子供はおっぱいを吸うことでママの愛情を感じ取ったり甘えたりしてるんです。
だから、おっぱいを飲むと落ち着くし安心する。寝てるときもこの最大限の安心の中で眠れるってすばらしいことですよね。
ただ、親にとっては同じ体勢で疲れてしまったり、何度も起こされて眠りが浅くなったり、寒かったりと、良いことばかりではないことも事実。
私もつらさが勝ってしまい、この度、卒添い乳をしたわけですが、これまでの時間はとても貴重な大切な時間だったと感じています。
人生は80年くらいありますけど、子供がおっぱいを飲む時期ってそのうちの3年もあれば長い方ですよね。ウチの息子も昼のおっぱいだって必ず卒乳するときが来ます。
本当に今しかない、かけがえのない時間を大切にしたいです。添い乳は卒業したけど、昼はもう少し息子に付き合うつもりです。
夜中だけおっぱいをやめたいと思っている方、ちゃんと意志を持って臨めば成功できますよ。私は逆に、思っていたよりすんなり卒添い乳できたので、少し寂しいなんて思ってるくらいです。ほんと、勝手な親ですね。。
添い乳を辞める時期ですが、決まりはないです。
個人的には1歳すぎまでは添い乳を続けてもいいんじゃないかな~と思います。今しかない大切な時間ですからね。
息子の場合は2歳を過ぎていて、言葉や意志の疎通がうまく出来たから夜間断乳が割りとすんなりいったのだと思ってます。1歳前の赤ちゃんだとまだ本能のまま生きてますので、添い乳をやめようと思っても苦労するかもしれませんね。
でも、ママがつらいときには、無理せずに辞めることを考えてもいいと思います。ママがつらいと赤ちゃんもつらいですからね。
お役にたてれば幸いです。では、また^^
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