台拭きやお手拭きは煮洗いをして雑菌の増殖を防ぎましょう。
漂白剤を使うと生地が傷むので、昔から行われている煮洗いを推奨します。
煮洗いは「簡単・安全(やけどには注意)・安い・確実」といいことづくめ。
今回は煮洗いの方法を写真解説していきます。
布巾の消毒には煮洗いがマスト
こんにちは、たか子です。
布巾の消毒というと、塩素系漂白剤を使うのが一般的かなと思います。
でも、塩素系漂白剤は素手で使うとぬるぬるするし、指ににおいが付いてなかなか取れませんよね。安全面でも少し気になるところがあります。
塩素系漂白剤ではなく酸素系漂白剤を使えば、安全面やぬるぬるは解決できますが、コスパが悪い。。
酸素系漂白剤はお値段が割高ですからね。。
その点、煮洗いにかかる費用はガス代(または電気代)と水道代くらいです。
昔から日本の家庭で行われてきた煮洗いは、その効果も折り紙付きです。
菌が死滅する温度
微生物は75℃を超えるとほとんどが生きていけません。
東京都食中毒予防ガイドより
この表にはのっていませんが、ノロウイルスは85℃で1分以上の加熱で死滅するとされています。
塩素系漂白剤などを使わないと殺菌できないというわけではなく、熱湯を使った殺菌も十分に有効です。
布巾の消毒は重曹をプラスしてさらなる効果
煮洗いによる布巾の消毒が有効なことが分かったら、次は重曹について少し。
重曹は水に溶けにくいですが、お湯にはよく溶けます。重曹を入れた水を加熱すると二酸化炭素が発生しアルカリ性が強くなります。
その結果、焦げ付きやガンコな汚れを落としやすくしてくれるんですね。
重曹はたんぱく質を分解する働きもあるので、食卓回りを拭く布巾や、お手拭きをキレイにするにはもってこいです。
煮洗いで除菌はできますが、布巾に染み付いた油分やたんぱく汚れを落とすには、重曹をプラスするとさらに効果が高くなるんです。
もし、殺菌・消毒だけでなくフキンを真っ白く・漂白を行いたい場合は、重曹ではなく酸素系漂白剤を使った煮洗いがおすすめです。
こちらの記事ではフキンではなく体操服ですが(笑)、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使った漂白方法をご紹介しています。やり方は一緒なので参考にしてください。
目に見える汚れやシミがないとき、ただ単に殺菌をしたいときには重曹+煮洗いがおすすめです。
我が家の場合
煮洗いの方法のご紹介の前に、少しだけ我が家の話をさせてください。
我が家では食事中に子供たちにティッシュを使わせるとあっという間になくなってしまうので、ティッシュを使わせるのではなく、お手拭きをひとり1枚使わせています。
食事中に手や口回りを拭くのですごく汚れます。布巾やお手拭きには、食べ物による油分や汚れがたくさん付いています。
そして食器を洗うときに、お手拭きも石けんで洗って乾かしておきます。一日の終わりには手で洗ったあとに洗濯機に入れて洗濯・乾燥までやります。
毎回石けんでゴシゴシ洗うので、割と清潔を保っているつもりです。
合成洗剤ではなく純石鹸を使うので、雑菌も繁殖しにくく消毒もほとんど行っていませんでした。
不思議な話ですが、合成洗剤で洗った布巾やタオルなんかは雑菌のニオイがすぐにつきますが、純石鹸で洗うと雑菌のニオイはしません。私は合成洗剤の残留が雑菌の増殖を手助けしていると思っています
だから油断してたんですね。
純石鹸による石鹸洗濯についてはこちらをどうぞ。
石けん洗濯はすごくキレイになりますよ。余計な成分の残留が一切ありません。
ただキレイになるだけじゃない 石鹸洗濯で得られる嬉しい効果!
その無添加石鹸本当に無添加ですか?表示に騙されない本当の石鹸のたったひとつの選び方
全然消毒をしてなかったとある日、「娘がお手拭きクサイ」とか、拭いたばかりのテーブルを息子が「クサイ!!」と言い出したので、テーブルのニオイを嗅いでみると、
まさしく雑菌の繁殖したニオイです。
何度拭いても臭い。
そりゃそうです。ニオイの原因はテーブルではなく、布巾なのですから。
いくら石けん洗濯で雑菌が繁殖しにくくなってるからと言って、ほぼ消毒をしてこなかったので、こうなったのも不思議ではありません。
さて、今回はこの超絶臭くなった布巾を使って、「重曹を使った煮洗いの方法」をご紹介していこうと思います。
重曹を使った布巾の煮洗い方法
用意するもの
- 鍋(アルミ以外のもの)
- 重曹 小さじ1
- 水 適量 だけ♡
重曹は熱いお湯で効果が高くなるので、沢山入れなくても大丈夫です。
今回は小さじ1の量でやりましたが、十分効果がありました。
1 鍋に煮洗いしたい布巾やお手拭きを入れます。
布巾が汚れているときは洗ってから鍋に入れてください。
2 その上から重曹をふりかけます。
3 さらにその上から水を入れ、火にかけます。
水の量は適当で大丈夫です。ふきんがしっかり隠れる程度まで水が入ればOK。
あまり水が多い場合は重曹を小さじ1程度増やしてみましょう。
4 沸騰したら、軽く沸騰している状態まで火を弱め、10分間ぐつぐつします。
ぐつぐつしてる最中から油や汚れが浮いてきます。
5 10分経ったら火を止めて粗熱を取ります。
若干、衝撃写真です。
煮洗いをして粗熱を取るためにしばらく置いといたら、気付いたらこうなってました。。
ぐつぐつしてるときに浮いてきた油分や汚れが集まって重曹と(?)固まってました。
びっくりです。お湯だけだったらこうならないと思います。
重曹が重要な役割をしているのが分かりました。
6 水で軽くすすぎ、乾かします。
そこで、この煮洗いが終わった布巾でもう一度テーブルを拭いてニオイを嗅いでみたところ…
ふきんで拭いたテーブルが超絶臭かったのが無臭になったので、ふきんがちゃんと殺菌・消毒できたことが分かります。
これからは、こまめに煮洗いしようと思います。
1週間に1度の重曹煮洗いと毎日の石けん洗濯でふきんとお手拭きの清潔はバッチリでしょう!
いろいろ使える重曹は大容量がおすすめです。
重曹を使った掃除法などはこのブログ内で沢山ご紹介してるので、ぜひご覧くださいね。
ふきんの煮洗いは重曹と一緒に
重曹は近場ですぐに手に入って、なんと言ってもお安いです。
布巾やお手拭きの消毒は安くて簡単・手軽な重曹で煮洗いをおすすめいたします。
小さじ1しか使わないので、めちゃくちゃコスパ高いですよ。
また、塩素系漂白剤だと生地を傷めますが煮洗いは傷めません。だからふきん自体も長持ちします。
安く・確実にキレイに消毒する方法として重曹で煮洗いをぜひ試してみてくださいね。
お役に立てたら幸いです。では、また^^♪
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