洗濯機が壊れた!新婚生活の準備などで洗濯機を新たに購入するときに迷うのが、縦型にするかドラム式にするかですよね。
両方の洗濯機を比較してドラム式洗濯機のメリット・デメリットをご紹介。実際に使ってみての感想なので普段の生活から主婦目線でお教えいたします。
ドラム式にするか縦型にするか迷っている方は参考にして下さいね。
私がドラム式洗濯機にした理由
こんにちは、たか子です。
今回はドラム式洗濯機のメリット・デメリット、それから、掃除方法について解説いたします。
以前、縦型洗濯機を使っていた私ですが、ある時から洗濯機が回転するたびにものすごい異音を立てるようになりました。「キーッキーッ」というような、明らかに何かが洗濯機本体と洗濯槽の間に挟まっている感じでした。
洗濯機を解体して見たわけではないので真相は分かりませんが、おそらく、ヘアピンが挟まったのではないかと思っています。黒いシンプルな、俗に言うアメピンです。
それが洗濯槽の穴にうまい具合に入ってしまい、回転するときに引っ掛かってものすごい異音を出していたと推測しています。
その音がまたすごい音。
金属切って溶接してる?ってくらいの音出してました。洗濯する分には全く問題ないのですが、いかんせん音が・・・。
それで仕方なく洗濯機を買い替えることにしたんです。
まず、洗濯機を買い替えるにあたって重視したいことが…
- 汚れ落ち
- 洗濯槽のカビ防止機能
このふたつでした。
特に洗濯槽のカビ。これは本当にイヤですよね。
市販の洗濯槽用のカビ取り剤を使用しても何ヶ月かすると黒いカスが・・・。何度繰り返してもなくなることのないカビ。本当に嫌でした。。
各社から洗濯槽のカビを防止する洗濯機はいくつかありましたが、その中で一番コレだ!と思ったのが日立のビッグドラムでした。
↓我が家のとは大きさなどが違うのですが、こんな感じです。
洗濯が終わると流水で洗濯槽を掃除してくれる自動おそうじ機能がついています。また、設定すると洗濯後に洗濯槽の乾燥をしてくれる機能も。
ドラム式洗濯機を買いたいという方向で考えがまとまっていったのですが、次に気になるのが汚れ落ち。
カビは防いでくれるかもしれない。でも、育ち盛り・汚し盛りの子供がいる家庭でドラム式洗濯機できちんと汚れを落とすことができるのか?と疑問がいっぱいでした。
夫も汗かきなので汗のにおいも少ない水で落とせるのか?と不安でした。
やはり、沢山の水のなかでじゃぶじゃぶするのが一番気持ちいい!ですよね。
いろいろ調べた挙句ドラム式洗濯機を購入したのですが、実際に使ってみて分かったことがいくつかあるので紹介していきます。
縦型洗濯機のデメリットとメリット
多くの人が使っている縦型洗濯機なので、使い勝手などすでにご存知かと思いますがメリット・デメリットをリストアップしてみました。
- 沢山の水でじゃぶじゃぶ洗えて気持ちがいい。
- 汗のにおいがしっかり落ちる。
- 糸くずネットにそんなにゴミが溜まらない。
反対にデメリットは…
- 長く使っていると洗濯槽や衣類にカビがつく。
- 泥汚れが落ちにくい。
- 水道代がかかる。
- 洗濯時の音がうるさい。
縦型洗濯機のメリット・デメリットはこんな感じでしょうか。
ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
続いて気になるドラム式洗濯機のメリット・デメリットです。
後から詳しく解説していきますね。
- 乾燥までできる
- 自動掃除機能があるとカビが生えにくい
- 泥汚れが落ちやすい
- 水道代が安い
- 洗濯時の音が静か
- 乾燥まで行うことで時短になる
- 乾燥を行うと柔軟剤なしでもフワフワになる
- 見た目がスタイリッシュ
- 洗濯物が黒ずみやすい
- 汗のにおいが落ちにくい
- しわが多い
- 色移りしやすい
- 糸くずフィルターの掃除が面倒
- 乾燥時の音がうるさい
- 乾燥は服が縮む
- 乾燥をしない場合はゴワゴワしやすい(特にタオル)
- 洗濯物が鬼からまる
- 電気代がかかる
ドラム式の方がメリットもデメリットも多いですね。
軍配はどちらに?
汚れ落ち
皆さん気になるドラム式洗濯機の汚れ落ちですが・・・正直に言ってどちらもそんなに差はありません。
ただ、沢山の水で洗う縦型と比べると若干劣っている気はします。
縦型で苦手な泥汚れや染み汚れなんかはドラム式洗濯機のたたき洗いの方がよく落ちるかなと感じます。
でもドラム式は汗のにおいが少し残る場合があります。。
普通にかく汗の量なら全く問題ないです。
子供や女性(私は汗かきなのですが)の汗の残りにおいが気になったことはありません。
でも夫の仕事などで一日外でかいた汗、作業着、ワイシャツの汗のにおいはたまに気になるときがあります。
同じく一日来ていても綿のTシャツのにおいは残ってないので、材質のせいもあるかもしれません。
でも、水の量が少ないのが一番の原因だと考えます。
汗のにおいが気になるので、縦型洗濯機の方に一本ですね。
黒ずみ
私がドラム式洗濯機を使う中で一番気になったことが衣類の黒ずみです。
特に白物の黒ずみが顕著で、徐々に徐々に黒ずんでいきます。
黒ずみについてはこちらで詳しく解説しています。
ただキレイになるだけじゃない 石鹸洗濯で得られる嬉しい効果!
洗濯物の黒ずみの原因はおもに洗剤や柔軟剤の残留なのですが、縦型のときにはほとんど見られなかった症状なのでやはり水の少なさが原因かと。
また、最近のコンパクト洗剤といわれるものはすすぎ1回でOKというものが多いので、なおさら洗剤が残留しやすくなります。
こちらも縦型では気にならなかったので、縦型に一本。
色移り
もうひとつの悩みが色移りしやすいことです。たたき洗いのせいか新しい服を洗濯すると色移りしていることが度々あります。
一度色移りしてしまったものはなかなか落ちません。
新しいデニムなど色移りしやすいものは、最初に洗濯するときは分けて洗ったほうが無難です。
縦型でも色移りはありますがドラム式の方が多いです。
これまた縦型に一本。
やはり選ぶべきは縦型なんでしょうか。
もう少し続きます。
水道代
ドラム式の反撃の番です。
水道代は圧倒的にドラム式の勝ち。
我が家ではすすぎ3回のうち2回は風呂水を使ってますが、縦型のときと比べ使っている水の量が全然違います!
初めてドラム式で洗濯したとき、あまりにお風呂のお湯が減っていないので、風呂水使ってないんじゃない?と思ったくらいです。
風呂水ではなく、水道から洗濯している場合はかなりの節水節約になりますよ。
これは文句なしでドラム式に一本です!
電気代
水道代の次は電気代。縦型ではほとんど電気代なんて気にしないですよね。
ドラム式でも乾燥機能を使わなければ電気代は気にすることないのですが、乾燥機能を使うと当然電気代は上がります。どのくらいなのか気になりますよね。
我が家ではほぼ毎晩乾燥機能を使ってます。朝起きたら乾いています。
電気代は、オール電化で深夜料金が適用されるので一番安い時期(春など)で家全体で6,000円弱。
逆に、高い時期(冬)でも1万5千円ほど。ちなみにオール電化なのでガス代はないです。
乾燥だけにかかる電気代ではなく、家全体にかかる電気代ですからね。
深夜料金のおかげはあるのですが、今の電気機器は省エネなのでべらぼうに電気代が高くなるということはありませんね。
オイルヒーターの方がヤバイです。。。
ですので、機能を考慮すればこの勝負は引き分けでしょうか。
騒音
節水に続いて初めてドラム式を使ったときに驚いたことです。すっごーい静か。
洗面所のドアを閉めると「動いてる?」って心配で見に行ってしまうほど。
縦型と比べ物になりません。本当に静かです。
我が家では終了音を消してるので、いつ洗濯が終わったのか全く分からないです(笑)
ただ乾燥してるときの音は思いのほか大きいです。でも、寝てる間だから別に気にならないです。
ここはドラム式洗濯機が一本。
洗濯槽のカビ
カビが繁殖する原因のポイントは「湿度と汚れ」ですよね。
雑菌があるところに湿気がプラスされるとどんどん雑菌が繁殖し、やがてカビになります。
縦型洗濯機はカビの絶好の住処なんですね。
ふたを開けっ放しにして乾燥させても、洗濯槽の奥までは完璧に乾燥させられません。だからどんどんカビ菌が繁殖します。
縦型洗濯機ではカビの悩みが尽きません。
ドラム式洗濯機は前述のとおり、お掃除機能が付いているものなら洗濯槽を清潔に保ってくれるし、乾燥機能で洗濯槽を完璧に乾燥させることができます。
カビは高温の環境では生きられないないので非常に効果的です。
我が家のドラム式洗濯機でも何度か過炭酸ナトリウムによるカビ取りを行いましたが、カビは殆どありませんでした。
ここでもドラム式に一本。
ドラム式洗濯機のカビが根こそぎ取れる!酸素系漂白剤を使ってカビを完全除去する方
乾燥機能
縦型洗濯機でも乾燥機能がついているものもありますが、ドラム式のような乾燥ではないですよね。乾かす時間を短縮する程度のものです。
ドラム式の乾燥機能はコインランドリーの乾燥機を使ったときのようにふわふわに乾きます。
縦型で洗濯した場合でもお日様の光で乾かすと気持ちはいいのですが、手触りがゴワゴワになることもあります。
乾燥機能があれば柔軟剤がなくてもふわふわになります。
柔軟剤を使う必要がないのでタオルもしっかり吸水してくれるし柔軟剤の残留による人体への影響もありません。
その代わり、ドラム式の場合は乾燥機能を使わないとタオルのゴワゴワがすごいです。
叩き洗いでタオルの毛羽が倒れて潰されてしまうのが原因です。
柔軟剤を使ってもゴワゴワ感が残ります。
乾燥機能を使えばすごくフワフワになるし、洗濯を干す時間・取り込む時間がなくなります。お仕事をされてるママにはすごく助かる機能です。
家事に費やす時間を大幅に減らすことができる乾燥機能はドラム式の最大の利点のひとつです。
当然ドラム式に一本。
ちなみに毎日乾燥機能を使い続けているとどうなるのかこちらでお話しています。使い続けたら故障しないかとか気になりますよね。
驚愕!ドラム式洗濯機で丸5年乾燥機能を毎日使い続け、かつ1年半粉石鹸で洗濯し続けたらこうなった
衣類の縮み・しわ・からまり・傷み
コインランドリーの乾燥機で服が縮んだ~という経験をお持ちの方は多いと思います。
縦型洗濯機ではそんなに衣類の縮みは気にならないと思います。
ドラム式の乾燥機能を使うとコインランドリーの乾燥機と一緒で衣類が縮む場合があります。
ひどいときはワンサイズ縮みますし、つんつるてんになって着れなくなることも。。
新しい服を乾燥にかけるときは、かなりドキドキしながらやります(笑)
ユニ○ロの綿素材の子供服は必ずワンサイズ縮みます。。大きめを買えばいいんだけど買うとき忘れてる。お高いお洋服は要注意ですよ。
心配なときは別で洗いましょう。
シャツやジーンズなんかは縦ジワになりやすいです。
シワになりやすいお洋服も別で洗って、乾燥にかけないようにしましょう。乾燥にかけなければ縮みは問題ないですが、シワは縦型よりは多めです。
それから、乾燥を行わないときの注意点が「洗濯物同士がものすごく絡まること」です。
Yシャツとジーンズなどのズボン、タオル、紐の付いてる物など、長い物をたくさん一緒に洗濯したときには・・・もうしっちゃかめっちゃかでワケがわかりません(笑)
乾燥機能を使ったときには、絡まりはあまり気にならないです。
それと熱い風で乾燥しているせいか、服が傷むのが早い気もします。
ここでは縦型洗濯機に一本です。
糸取りネット・フィルター
縦型洗濯機には糸くずが集まるネットが内側に付いていますね。
ドラム式洗濯機にはこのネットはありません。その代わり、メーカーによって形状や名称は異なるのですが、「糸くずフィルター」というものがあります。
洗濯機本体の下部などに取り外せるザル状のフィルターがついてます。
このフィルターの掃除を本当は毎回洗濯の度にやった方がいいのですが、私はいいところ3日に1回。大体は一週間に1回くらいしかできてません。
それはなぜか?
答えは簡単。面倒だからです。
このフィルターにたまるゴミは決してきれいな物ではありません。あんまり触りたくないような感じの物です。この点に関しては縦型の糸取りネットの方が断然手間もかからずいいです。
縦型洗濯機に一本。
ドラム式洗濯機の糸くずフィルターの掃除方法。濡れたゴミに一切触れずに掃除します。
価格
最後に洗濯機本体の価格です。我が家は5人家族で9キロのものを使用しています。2019年の時点で約6年ほど前の機種です。当時14~5万円したと思います。
洗濯容量や機能によってピンキリなのですが、4人家族以上で使える大きさだと、縦型洗濯機の場合は6万円から、高いものだと14万円前後。
ドラム式洗濯機では最低でも10万円から。
9キロで30万以上するものもあります。すでにお分かりと思いますがドラム式のほうが圧倒的にお高いです。
買いやすい価格としては縦型洗濯機に一本ですね。
買うならどっち?
縦型洗濯機、ドラム式洗濯機どちらにもメリット・デメリットはあります。
私の検証では、縦型対ドラム式、6対4、1引き分けで縦型の方が優れているという結果に・・・。
自分の重視する部分に一番合ったものを選ぶのがいいです。
私からアドバイスするとしたら、乾燥を使わない方は縦型の方がいいかな。。
カビ重視の方は迷わずドラム式です。
そして、もし我が家の洗濯機が今壊れたら・・・
私がドラム式を選ぶ理由
- 時短
- カビ防止
- 洗濯石鹸との相性
乾燥機能に慣れてしまうともう縦型の洗濯機には戻れません。。
縮みやシワなんかはだんだんと慣れてくるので、なんとなくの感覚で「これは分けた方がいいな」と分かってきます。
高価なもの・大切な服も分ければいいだけです。
石鹸洗濯はドラム式がとても相性がいいです。興味があったらぜひごらんください。
そんなわけで、私はドラム式洗濯機を手放せません。
2019年もドラム式を使っていきます♪
ということで私からは、これから洗濯機を新たに購入する方にはドラム式洗濯機&石鹸洗濯をおすすめ致します♪
石鹸洗濯のやり方についてはこのブログで詳しく解説していますので是非参考にしてください。
ドラム式の安全性について
ちなみに、子供のいるご家庭ではドラム式の安全性が気になるところかと思います。
一年に一度は閉じ込め事故のニュースを見ますからね。。
悲しいことですが、きちんと対策を行えばそんな悲しい事故は防ぐことができます。各社でも洗濯機に対策は施されています。
こちらで詳しく解説しています。
子供の閉じ込め事故多発!ドラム式洗濯機は危険?いいえ、きちんと対策あります。
おわりに
今回はドラム式洗濯機のメリット・デメリットについてお話しました。
デメリットをきちんと理解しながら、いいところにも目を向けていただければ、縦型でもドラム式でもどちらでも後悔しないかと思います。
最後はご自分の考えで自分に合っているものを購入してくださいね^^
お役に立てたら幸いです。では、また^^♪
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