皆さんはハンドソープはどんなものを使ってますか?
市販の薬用ハンドソープは危険な場合があります。
今回はその詳しい理由と、安全で子供にも安心して使える無添加のハンドソープをご紹介します。
市販の薬用ハンドソープは危険?
こんにちは、たか子です。
ドラッグストアやホームセンターなどで手に入る市販の薬用ハンドソープは危険な場合があることをご存知ですか?
以前アメリカの米食品医薬品局で19種類の殺菌剤を含有するハンドソープなどの販売を禁止すると発表されたことが日本のニュースサイトなどでも取り上げられました。
そして、「長期的に見ると殺菌剤の使用は人間にとってはむしろ害である」との見解もあります。
そりゃそうです。化学物質自体が人間にとっては異物なんですから、自然界にとって害なものが人間に益だとは思えません。
私たちの周りには殺菌・抗菌のもので溢れています。
「殺菌・除菌・抗菌」と聞くと清潔な感じがして悪い気にはなりません。
でも、なんでもかんでも殺菌・抗菌してたら、人間はちょっとした菌にさえ立ち向かう力を失ってしまうことでしょう。
数百年後には菌から身を守るために、常に防護服を着るのが世界の日常になってたりして。それは言いすぎかもしれませんが。。
話は戻り、アメリカで使用禁止になった19種類の殺菌剤というのは日本でも以前はよく使われているものでした。
現在は日本でも各メーカーで他の成分のものに変更されていますが、危険な成分だと分かったから他の成分に変えれば大丈夫なのでしょうか?
新しく採用した成分がもっと悪い影響を与える成分と指摘されたら、また別のものに変える?
結局それって、ただ抜け目探しになるだけじゃ?と思いますね。
私たち一般人は化学物質の名前を聞いても、それがどんな物質でどんな役割をし、また、人体にどんな影響や害があるのかは分かりません。
成分に何を使うかは企業にゆだねられています。そして、その中からどの商品を選ぶかは私たち消費者にゆだねられています。
たとえば、ノンシリコンシャンプー。
ちょっと前に流行してから、世間ではノンシリコンを選ぶ人が増えました。
ドラッグストアにはお手ごろ価格のノンシリコンシャンプーが並ぶようになり、多くの人がシリコンは髪によくないと思うようになりました。
企業は流行のノンシリコンシャンプーを作るために、シリコンに変わる成分を使うようになりました。
確かにノンシリコンになったわけですが、そのシリコンに変わる成分の中には実はシリコンよりもよっぽど使わない方がいい成分のものもあります。
でも、消費者が求めているのはノンシリコンだから、企業は例え別の問題があろうともノンシリコンのものを発売します。
消費者は他の成分にまで気を配る人はあまりいません。
化学物質の成分を聞いても私たちは分からないから、シリコンが悪いという情報を知ればシリコンが入ってないものを選びます。
でもほとんどの人はシリコン以外の成分の体への影響は考えてないのです。
私たちは企業やネットの言う上辺の情報の中で生活しているに過ぎないのです。
シリコンだけが敵なのでしょうか?違いますよね。
ある特定の化学物質が危険だと分かったからと言って、それを排除して他の化学物質にすれば安全かどうかってことは全く別の問題です。
上辺の情報に流されて、その情報を疑わない人の多さに驚きます。
自分や大切な人にかかわる重要なことを、もっと真剣に考えるべきです。企業を過信していいのでしょうか。
結局は誰でも他人よりも自らの利益が一番です。
薬用じゃなくても菌や汚れを落とせるのか?
薬用の効能を信じて今まで使ってた人にとっては、薬用じゃないハンドソープを使うことに抵抗があるかもしれません。
外から帰ってきたとき、トイレの後、食事前などは特に、薬用以外のものでもちゃんと汚れや菌を落とせるのか気になると思います。
実は薬用成分の入っていない石鹸でも菌や汚れには十分な効果があることが分かっています。
花王の資料にとても興味深いものがあります。
図4に示した通り、普通石けんでも、手に付いた大腸菌群の約95%を洗い流すことができ、さらに薬用石けんでは、普通石けんに比べて有意に大腸菌群を殺菌除去できることがわかりました。この結果は、たとえ10秒前後の短時間の手洗いであっても、加熱前の食肉や卵等に触れるたびに、触れた部分を意識して、こまめに石けんで手を洗えば、食中毒予防に大きな効果があることを示しています。さらに、薬用石けんによる手洗いが、その効果をより高めることも示しています。この実態に近い短時間の手洗い条件では、薬用石けんでも食中毒原因菌を取りきれない可能性も示唆されています。ほぼ完全にその可能性を取り除きたい場合には、どうしても時間をかけたていねいな手洗いが必要となります。
出典:花王
「普通の石鹸でも95%の大腸菌を洗い流すことができる」とありますね。
そして、ここでは「短時間の手洗い条件では薬用石鹸でも食中毒菌を取り切れない可能性も示唆」ともあります。
こんな資料もあります。
手洗いには物理的なウイルス除去効果が確実にあることが確認できた。流水によるすすぎのみでも 100 分の 1 程度にウイルスの量が減少することに加え、手洗い時に洗浄作用や不活化作用を持つハンドソープを利用することで一層の効果が期待できる。さらに,もみ洗いの時間を長く,あるいはもみ洗いの回数を増やすことによりウイルス除去効果が高まる結果が得られた。
出典:感染症科学雑誌第80巻第5号より
こちらの資料では15秒の流水のみでも手洗いする前に比べ100分の1までウイルスを除去できた。さらにハンドソープを合わせるとさらに効果があると書いてあります。
さらに、手洗いの時間と回数を増やすことによってウイルス除去の効果が大きくなるということを、どちらの資料でも共通して言っています。
悪いバイ菌だけでなく手に常駐する菌も殺菌してしまう殺菌剤の長期的な使用のリスクを考えると、そして殺菌剤が入っていなくても合成のハンドソープを使うことのリスクも考えると、もう薬用ハンドソープを使う理由は・・・見当たらないですよね。
殺菌剤や化学物質満載のハンドソープの危険性をたくさんの人が理解してくれることを願ってます。
特に、学校や幼稚園など子供が多く集まる場所では薬用ハンドソープではなく、無添加の石鹸を使用する世の中の流れになればすばらしいと思います。
私の体験談
ここでちょっと私の体験談です。
私は以前学童保育の指導員をしていたのですが、勤務中にトイレに行くとスリッパがぐちゃぐちゃで、トイレに行くたびにスリッパを直していました。
他の先生も同じようにスリッパを直しているのですが、手でスリッパを直すので当然菌が手に沢山付いていると思われます。
子供が使うスリッパですし、トイレは和式なのでスリッパが相当ヤバイことになってるであろうことは大体予想がつきます。
ですから、私はトイレに入るたびに石鹸を使い正しい手洗い方法で手を洗っていました。
でも、子供たちが待っていますから正しい手の洗い方でも、ものすごいスピードです(笑)
はじめから最後まで長くても15秒くらいだと思います。
一方、トイレの後も手を流水でちょろちょろっとしか洗わない先生がいました。もちろん、スリッパを直してます。
この先生、何度も胃腸炎をくらってました。。
胃腸炎の代表はノロウイルスですよね。これにかかると相当つらいです。
私は在職中一度も胃腸炎にはなりませんでした。
石鹸での正しい手洗いって本当に重要なんだなぁとしみじみ思った体験でした。
胃腸炎は家族がもらってきちゃうと症状もつらいし、家庭内感染防止が本当に大変なので、子供たちには学校のトイレの後は必ず石鹸で手を洗うように言っています。
学校のトイレは多数の子供が使う場所だから一番気をつけたい場所です。
私は「時間は早くてもいい。でも必ず石鹸を使って、指の間、爪、親指、手の甲をきちんと洗ってね」と子供たちに伝えています。
本当はもっと時間をかけた手洗いが重要なのですが、学校のトイレは場所によっては蛇口が少なかったりして、他の子に迷惑がかかったりしますし、我が家の子供の学校は休み時間5分しかなく、手洗いにそんなに時間をかけてられないのでそう言ってます。
今のところ、学校に入ってからはまだノロウイルスはもらってきてませんね。
手洗いの重要さを子供に伝えるのはとても大切です。家で手洗いの仕方をきちんと教えてあげましょう。
ちなみに、学童の子供たちを見ていると手をいつもきちんと洗う子・洗わない子でキレイに分かれてます。
普段から生活態度がいい子は手洗いもきちんとしていますね。
親の教育ってこういうところにも現れるんですよね。
手をきちんと洗わない子の手洗いはもはや手洗いではありません。蛇口の水を出して、指先(第一関節までくらい)を濡らすだけです(笑)
仕事中はそれ手洗いじゃないよ、濡らしてるだけだよなんて一応注意しますが、指導員の言うことなんて聞きません。
当然ですよね。今まで幼稚園の先生にも散々注意されてきたでしょうが、直すこともなく小学生になってるんですから。
手の洗い方ひとつでも、その親がどんな子育てをしてきたのか分かりますよ。
おすすめの無添加石鹸
子供のいる家庭では、固形のものよりも液体のものをおすすめします。
固形だと石鹸を手に取り、泡立てるというプロセスが必要になるので子供は面倒がって使わなくなったり、泡立たないままになる可能性もあるからです。
手洗いで重要なのは泡をきちんと立ててしっかりともみ洗いをすることです。
ですので子供のいる家庭では液体石けんか、泡石鹸を使うのがベストだと思います。
我が家で使っている液体石鹸はこちらです。
ミヨシのせっけん泡のボディソープです。これ5L入ってます(笑)
これを写真の左側に置いてある「泡で出てくるディスペンサー(泡ポンプ)」に詰め替えて使用してます。
5Lと大きいので入れにくさはありますが、コストパフォーマンスがとてもいいです。
我が家ではハンドソープ・体洗い・食器洗いを全部これでまかなってます。ちょっとコツが必要ですがシャンプーもできますよ。
これは本来はこのまま使用するもののようですが、私はここに少し水を足して使用してます。
無添加の液体石鹸は、無添加石鹸を扱ってる会社でいろいろなものが発売されてます。
このミヨシのものは泡がきめ細かくて弾力があり、私はとても気に入ってます。
無添加の石鹸なのにいろいろと種類があるのは、主に使われている油脂の違いや、希釈率の違いです。
例えば、ハンドソープ用・シャンプー用・ボディソープ用・洗濯用といろんな種類がありますが、同じ種類のものは基本の成分は一緒です。
希釈率が薄いものだと泡が立ちにくかったりするので、濃い目のものを用途に応じて量や水で加減するのが私は好きです。
また、安くて量が多いものは希釈率が高かったりします。
このボトルを1年に2本購入してます。これひとつあれば、家じゅうのあちこちを賄えるので、あれこれ買う必要もなくなり、コストも安く買い物の負担も軽くなります。
これは5Lの大容量ですが、初めての方は通常の使いきりサイズを使用してみてからの方がいいでしょう。
使用感が気に入れば、大容量のものを買うといいかなと思います。
はじめから泡ボトルに入ってるものも売ってます。
先ほども言いましたが、無添加の液体石鹸はいろんな種類のものが売ってますが、沢山見てると迷います。そして結局どれを買ったらいいんだと迷います。
もっと安いのを買って、「泡持ちが悪い!」なんてことになったりもします(体験談)。
このミヨシのせっけん泡のボディソープを買っておけばほんとに間違いないです。
無添加のハンドソープを選ぼう
化学物質や殺菌剤満載のハンドソープはもうやめませんか?
リスクが高いですし、無添加のせっけんでも十分菌を落とすことができることがお分かりいただけたと思います。
自分と大切な人の将来のために、ハンドソープも無添加のものを選ぶ人が増えるといいなと思います。
お役に立てたら幸いです。では、また♪
今回ご紹介したミヨシの液体石けんはこちらです。もちろん原液のままでも使えます。
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